走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

もっと悪ノリを警戒すべきであったかも知れん……

 2006年9月はじめと2007年2~3月頃、呉市内のある中学校の近くで道路工事の警備の仕事をしていたが、その中学校の男子生徒の一部から嫌がらせを受けて、仕事はなんぎした。当時その中学校の別の男子生徒が、同級生とこんな会話をしていたのを聞いた事がある。

「お前はうつ病か? もっとはじけえや」

 ……こんな会話が出てくる程度には、あの学校の男子生徒にとって「ノリのよさ」が至上であったのではと、今は思う。その一部が、オレに嫌がらせをすると言う悪ノリに達したのだけども。そう、ある種の「ノリのよさ」を強いる社会*1は、それが悪ノリであるかの検証も許さないのだ! なんてこったいオリーブ。当時はとにかく仕事の邪魔にさえならなければと思っていたが、時代は変わりSNS全盛となっては、もっとそこに注目して悪ノリを警戒せよと訴えるべきだったかも知れんと、猛省しておる。なんかこう、SNSが悪ノリに支配されて久しい気がするので。ツイッターも、インスタグラムもだ! インスタグラムはやってないが、木村花さんを自死に追い込んだ場所とあっては、そう断じるしかない。話を戻そう、オレは亡き友惟任さんから「ノリが悪い」と言われた事があるし、悪ノリはどっちかと言うと嫌いだ。しかし今の様相では、ノリが悪いと言われても悪ノリを拒否する姿勢が必要になるのではと思う。場合によっては悪ノリで人が死ぬんだぞ……、そんなもんに乗っちゃいかん! ハッキリ言って。「面白い事」をやりたいと言う感情を否定はしない。だが、悪ノリで人を傷つけたり苦しめたりは、流石にどうかと。今さら言ってもどうにもならないかも知れない、しかし言いたくもなるわい! 悪ノリで当時のオレの半分の時間も生きてないガキどもにいいように嫌がらせされたり、そのガキどもに近い心理で今のSNSに見るに堪えない悪口が交わされているのであれば。

 とは言え、毎度の事ながら、それでどうすりゃいいのかは分からない。と言うか、ここで何を言っても、上手く話が広がらないのよ。だから最近は、自分の言葉の力不足を嘆くばかりだ。別に「たったひとつの、冴えたやり方」を求めてるわけじゃないのに……。

*1:学校の生徒間にも、小さな社会は存在する。