走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

宇宙怪人ポークショ

 ……って、『宇宙怪人ゴースト』と、水木しげるのマンガに出て来るフレーズ「ポークショ」を合わせたところで、分かる奴がどれだけいるんだ。さりとて、人口に膾炙したネタは「何番煎じなんだ」と言う事になるしなあ。……無理して受けを狙わんでよろしいと言う気もして来た。

 と言うのとは関係なしに、本題に入る。オレは長年自分がいやで、出来る事ならこの世から消えたいとさえ思っていた。そこまで自己嫌悪が強いのは、家族から虐待されたり、学校や勤め先で酷い目に遭わされたり、宗教に引っかかったり……。これらが重なりあって、逃げ場*1としての趣味を肯定しきれなかったり、自己肯定感が薄かったりして、今に至るんだ。それもなんとかなりそうだったのが、コロナウイルスが原因で元の木阿弥になった気がする。いろいろあったんだよ、そう言うからには。コロナウイルスを克服したあとの社会が、マトモである保証は誰も出来ないし。そもそも今の状況を見ていて、克服なんて出来るのか? と言うのが正直な感想である。よその国は知らず、日本がね。いくら言っても聞いてもらえるか分からんし、言えばまず自分に跳ね返って来るから詳述はしないけどな。だからそこは今は掘り下げないとして、オレの自己肯定感の低さの一因である「趣味を肯定しきれない」点だ。これはハッキリ言って、オレの趣味を否定して来た連中……家族やらファミ通やら……が悪い! ファミ通やその兄貴分のパソコンゲーム誌『ログイン』で、さんざん「アニメ絵」の悪口を見せつけられたら、そりゃいい気はしまへんで~。そこを言語化出来ず、苦しい思いをして来たオレに、長年助け舟は出なかった! 宗教に走る前に、助け舟が出ていれば! ちくしょう。オレ自身に助け舟を出せればよかったんだが、あの頃……だいたい昭和の末期……には、自己肯定感はティッシュペーパーより薄かったもんなあ。学校でいじめられ、孤立しちまってたし。書いててなんともいやになって来た。イヤニナチフワ、イヤニナチフワ。ホントニ、ホントニ。じゃなくて、オレはあの頃どうすりゃよかったんかなあ? 自分の趣味をもう少しだけ肯定出来ていれば、こうまでヘンネジをこじらさんで済んだろうに。それもあって今ヤケになってオタクやってるけど、実はそれもキツくなって来て。オレはオタクとしても孤立しがちでなあ、やりきれなくなってるんだ。ここを共有出来る相手は、今のところどこにもいないし。自己肯定感の薄さから、最近また「32年前に死んでいればよかったんじゃないか」と言う絶望感が襲って来るように。自己肯定が出来てないと、常に苦しむ。もうちょっと自分を愛する事をしたらどうだ? オレ。最近は希死念慮が小さくなったり精神的に楽になりつつあったけど、コロナウイルスのせいで……。

 それにしても、オレはログインやファミ通の悪罵に、どう向かい合えばよかったんだろう? いくら考えても、ログインは休刊したし、ファミ通の「今の」誌面がどう言うものか分からんし、どうにもならん気はするけど。そりゃ「あいつらはあいつら、オレはオレ」と言う風に考えて、絵を描いていればよかったのかも知れん。しかし、そうしきれなかったのは事実だ。自信のなさや虚勢から、反撃に出たし……。オレはまだ、孤立のフエガムを吹くしかないのかも知れない。

*1:あるいはゲームで言うところの「回復ポイント」か。