走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

明るい農村

a-katu.hatenablog.com

 5日の『ゲゲゲの鬼太郎』の「泥田坊と命と大地」の雑感を以前上記の記事で書いたが、そこで書き忘れていた事から話をはじめよう。オレがあの泥田坊と一戦交える時には、こう言うね。

泥田坊よ、よく聞け! 田んぼに水が欠かせないように、今の人間の暮らしには電気が欠かせないものなのだ! 30年前のように、一部の者の遊びのため土地を使うのではない。ここは引いてくれ……。それと、むかしの百姓がそんなにえらいか? 誰かに無理をさせないと、成り立たないではないか。たとえば『嫁』にとか」

 え? それだと泥田坊余計に怒るって? ほっとけ。さておき後段の、「誰かに無理をさせないと成り立たない」件について。『風雲児たち』で大黒屋光太夫が「ロシアはなにもかも日本より素晴らしい国だが、農奴がいないと言う点だけは日本のほうが幸せだよ」と語ったと言う話のあと、「薩摩藩には農奴がいた」と続けたけど、それはどうかと。信州には「おじろく」と「おばさ」がいたし、前述のように日本全国「嫁」が農奴の役割していたような。最近では、移住者やら外国人実習生やらをそうしたいようで……。くわばらくわばら、つるかめつるかめ。食べ物ないと人間死んじゃうけど、誰かに無理をさせないと成り立たない農業は、見直した方がいいような。

 いや、日本における仕事と言うものが、誰かに無理をさせないと成り立たないようなものなのかも知れない……。たとえば、特撮ヒーロー番組。東映スパイダーマンのアクションはスタン・リーを驚嘆せしめたが、スーツアクターは命がけだったわけで……。あと、マンガ家だってバタバタと早死にするではないか。オレはオタクだから偏った例を出しているが、他の職場も似たり寄ったりなんじゃないの? これを改善出来なきゃ、それこそ死んでいった者たちに申し訳が立たん。と、言ったところでこの辺で……。