走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

努力努力とおっしゃいますが……

 まずは、下記のツイートをご覧いただきたい。

 「ポリコレ的で表現が貧しくなることはありえない、お前の努力不足」って、「貧困はお前の努力不足」と言い放つ、ネオリベっうの? みたいだな。後者を言う奴には「そう、私はネオリベだ。だが、お前らより高い市民税を、たくさん払ってるぞー! わはははは!」と言う奴が(言葉の真偽は別として)いようが、前者を言う奴には努力して「ポリコレ」に配慮した面白い物語を作る奴はいなさそうだな。いつもいつもそうだ、創作者でもない癖に、創作者に自分の言いなりになるよう強いてまあ。いやいや、創作者にも、酷い奴がいるぞ。たとえば瀬川深。あの野郎、「時折作中に女性の存在を忘れて執筆するから途中で思い出し、作品世界の人口が急に増える」とか言いながら、(男性向け)オタクコンテンツの女性像に文句つけたり、「今の日本で中国並みの検閲があったとして、物書きは困るの?」と言い出したかと思えば、中国でBL作家が逮捕され懲役10年になった報を聞いたら、手のひら返して中国を非難しだしたり。オレが「萌え絵」などを非難している者の中に「作家でござい」と言うツラをしている者もいると言っている時は、瀬川の事を指していたのだ。あまりにいいかげんな奴なんで、もう言及すまいと思っていたが、前述の「ポリコレを守り、努力して傑作を作れ」と言わんばかりの連中を見ていたら、瀬川の事を思い出して。

 瀬川の事はさておき、創作にしろ、個人の貧困問題にしろ、「努力しろ」と言う奴らの冷淡さはなんなんだろう? いくら冬とは言え、あまりにも寒々しい……。マー、自分には関係ないと思っている事には、人間なんぼでも冷淡になれるからのー。しかし、本当にそれでいいのだろうか? なんか違和感が。

 本筋じゃないので個人の貧困はおいといて、創作の話を続ける。創作者に「努力しろ」と言い放つ者は、創作をなめてないかと。ニワトリだって、いつもいつも卵を産めるわけじゃないように、創作にも手間と根気がいるんじゃい。とは言え、オレも相手の事情やら考えずに創作者にあれこれクレクレ言って来たので、それを思うと汗顔のいたりである。話を戻して、努力と言うものだけでどうにかなる場合とならない場合があってだな……。客観的な状況の変化で努力ではどうにもならない事が起きたり、「ポリコレ」とやらだってこれから客観的な状況や社会通念が変化して、時代遅れになったりするかも知れんのよ。なのにどうして……。

 ……いくら考えてもなにも分からんし、陰であざ笑われるだけだ……。どうにもこうにも。