『創』12月号に載ってる、北村・元週刊金曜日発行人の述懐。本誌の中心購買層はやはり原理原則を重んじる高齢者で、大学生に向けた誌面を作る取組みもしたがうまくいかなかったという。だが自分は数年前、まさにそうした取組みを見て「なんか変わった!買おう」となっていたのでなんともやるせない。
— 滝季山影一@コミティア126N45a (@ETakiyam) 2018年11月21日
原理原則とは抽象的な言葉だが、オールド左翼でいうなら、例えばテレビ番組のパロディなんかを見せると「僕はテレビなんか見てないんだよ、あんな下らないもの」と不機嫌になるような人たちだろうか。ウヨはテレビ見てないどころか自ら番組をいくつも作り、見た者がまたウヨになってるほどなのにね。
— 滝季山影一@コミティア126N45a (@ETakiyam) 2018年11月21日
オレも上記ツイートに出て来る、『創』の記事を少し読んだ。『週刊金曜日』の羽振りがよかったのは、『買ってはいけない』がヒットした時だったのも分かった。それは後回しにして、上記ツイートの二番目である。そう、右派が強力なメディアを持っているもんだから、左派の主張も「ファクトチェック」もどこ吹く風になっちまって……。左派にしても、『買ってはいけない』のような事実関係無視の煽りは流通するが、地道な努力でつちかわれた主張は前述の右派の強力なメディアの妨害などによりなかなか流通しない。このアンバランスさがもたらすものは何か? また戦争? すぐ戦争になりはしない気がするし、その前にある意味もっと性質の悪いものがやって来そうでなあ。それは、日本のディストピア化である。しかもジョージ・オーウェルやオルダス・ハックスレーなどが描いたSFの中に出て来るそれよりもずっとマヌケな。どうも今の日本の右派や政権与党の考えている支配の方法や論理は、実はとてもマヌケなものなのではと思えて。オレも「サヨクのキチガイ」だから、原理原則に縛られてそんな風に見えるのかも知れないが。
しかしだ、最近のツイッターでの一部の左派の体たらくや、自称フェミニストと宗教右翼の悪魔合体の兆しとか見ていると、そうも言いたくなるわさ。しっかりしてくれえ。いや、またこう言わねばならないのかも知れない。
「右翼も左翼も脳味噌腐ってんじゃないの?」