７０年代のテレビアニメ・特撮の主題歌の歌詞を多数担当した阿久悠さん、制作スケジュールから考えるとまだフィルムが完成していない段階で、あれだけ作品を表した歌詞が書けたよなあ。才気走っている人は違うぜ。
才気と言えば、藤子・Ｆ・不二雄。ドラえもんで、大人になったのび太の台詞に、大人になってからはっとさせられた事があった。それは子どもマンガにキチンと大人の視点を入れられたと言う事で、これが上手く出来る人ってそうそういない。かつてイヤな未来を描いているだけだと思っていたディストピアＳＦ短編も、今読み返したら別の発見があるのかしら？ イヤ、人間の未来を見る目が作動して描いた物かも知れねえ。また陰鬱になるだろうからやめておこう。
