走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

トンデモ平賀源内

 「江戸のダ・ヴィンチ」とも言われる平賀源内は、ホモですた。
 江戸時代で男色は珍しくもないことではありますけど、自著の中で「男女で子を儲けるのは自然の摂理」だが「男色の方が素晴らしい」と言い張るのはどうかと…(こう言うのは現代人のあと知恵でしかないけども)。

 源内のような大学者(スケールがでかすぎるのと、源内自身も当時の日本の産業・経済バランスを読みきれてなかったために迷走して獄死したけど)ですらこんな偏見に左右されていたとなると、男性同性愛と女性嫌悪が長い間の家父長制社会で不可分になってしまっているところもあるではないか?*1と言う疑問は(私生活で面倒見てもらっている山咲梅太郎さんからたしなめられても)当分消えそうになさそうである。

 あと、「その時歴史が動いた」でオギノ式考案者の荻野久作を扱った回で「嫁の代わりはいくらでもいる」みたいな風潮が数十年前まで日本に残っていたと言う話を見たり、世界中の俚諺箴言に女の悪口が沢山残っているのを見てるとなんかこう暗澹とした気分になってしまうのだ。改善されていないとは思っていないけど…このはてダだけでも女性嫌悪の声はひっきりなしに出ているみたいだし…。繰り返すが自分がそんな連中と同じ性別である事、そんな連中を一匹も血祭りに挙げられない事が情けなくて死にたくなる日々(死にたくなるのには生活が苦しい事もあるけど)…嗚呼。

*1:セクシュアリティは、社会の様々な要因により容認されたり庇護されたりする側面があると思うので