前回の「実践的な面」への内省にも関係しそうな事に気付いたので、今回記しておく。絵やマンガ（特に後者）を描くには、その前にある程度予定を立てなければならない。そこはオレが繰り返し引用する「締め切りが、あると描けない。ないと描かない」にも通じるんだが……。ただ、オレの家庭環境と言うか他の家族が、あまりにも行き当たりばったりな人生を送り、オレはそれに巻き込まれた格好だったので「何かするために予定を立てる」事に無頓着だったのは事実だ。それじゃ、マンガ家目指すのは茨の道だよ！ トホホ。
その辺を詳述すると泣きわめきたくなるくらいの後悔や悲しみが襲ってくるのでしないけど、ここにもろくでなしの家族……特に親父……の影が付いて回るのかとは思う。親父から何をされたとかは書かないけど、家族の外側に信頼出来る相手や心を許せる友を、早めに確保出来てなかったばっかりに！ ……ここでキレても仕方ないな、ううむ。
しかしこの話を続けても、自分が苦しくなるばかりだ。いや、自分の手である程度はどうにかなる「描く事」についての内省だけならいいが、オレはそこに「人生」を重ねすぎていたのかも知れない。親父と同じ生き方したくないと言う意地から、マンガ家目指したので仕方ないとは思うけど。めんどいので、次回、内省編の最終回。
（続く）
