走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

一枚絵とマンガの描き方の差とか

 月火水ブログ書かないつもりだったが、気になる話にツイッターでイッチョガミしたので、その続きを。

 上記ツイートで引用した方のツイートを見て「わぁーお! なんてこったいオリーブ!」と驚いたが、考えてみれば若い連中がマンガ描くのが苦手なのも無理もない。マンガって、描くの難しいんですもの。1コマの情報量が一枚絵くらい……あるいはそれ以上……ある*1し、それが1ページに複数あり、さらに十数ページ以上にまたがり……。よく描いたもんだよ、オレも! オレの事は置いといて、マンガ描くのに要求されるスキルが、あまりに煩雑なのは事実だ。上記ツイートでオレが引き合いに出した、たつき監督にしてから、そこに絶句していたくらいだものな。それを机にかじりついて描き上げられ、継続出来る根性って若い時分にはなかなか。だからと言って、一枚絵が楽と言うわけじゃないんだけど。

 あと、マンガ描くって、それなりのゆとりがないと出来ないんだよね。つまり今、日本がそれだけジリ貧になってると言う……それ以上いけない。一枚絵を描く若い連中はいるんだから、早計ではあるしな。だったらあくまで技術的な話だけにしとけよ、オレ。と言うわけで、マンガを描く技術的な話に戻る。ちょっと自分語り入るけど、クリスタでマンガ描くようになって、オレはすごく楽になったのよね。何が楽って、台詞の配置ですよ。分量にしろサイズにしろやり直しが簡単だから、どの程度絵を圧迫しない台詞にするかが楽になって。これで、かなり絵的に見栄えするコマになって来た。クリスタは絵もやり直し利くし、アナログ時代とはえらい違いや。だけどこれだけ便利になっても、マンガを描くってのは難しいんだ。パソコンを使いなれてない若者が、描くのを尻込みするのは分からんでもない。

 だけどオレが、その傾向をどうこうする事は出来ん。自分の事で手一杯だし、若い奴は年寄りの話をまず聞かんもんねー。50代で年寄りもないご時世だが、つい。だいたい、若い連中との接点がない! てなところで、この記事終わる。

*1:そりゃ、コマごとの見せる重要度により、描く情報量にも差は出てくるが、略しました。