走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

感想から見えた事

 今回の「創作同人電子書籍」いっせい配信に参加した拙作の感想を、なかせよしみid:y_nakase)氏がブログに書かれた。今回もまた励みになる言葉をいただいて、非常にありがたい。一方で、今回の『爆烈戦隊チャレンジャーズ』は2号ロボと追加戦士の顔見世興行の側面が強かったが、そこに気を取られて、なかせ氏や他の方から指摘があった「序盤の引きの弱さ」が発生した。タハー、面目ない。描いて発表したものはどうにもならないから、言われた点を反省材料にして次に向かうしかないが。一度発表した作品をイジイジ直し続けても、先には進めないでしょ。手塚治虫はそれで疲弊したし、ちばあきおは自ら命を絶ったし……。

 ところで今回登場した2号ロボ、どんな姿にするかは非常に悩んだ。トレーラーから変形とか列車から変形とか考えていたがイマイチしっくり来ず、むかし養命酒の商標の飛龍を見て「こいつをモデルに変形ロボ考えたら、かっこよかろうな!」と思ったアイディアを流用した。それでもデザインや変形機構の考案は、半ば泥縄だったけど。養命酒製造さん、怒らないでね。飛龍や応龍と呼ばれる「翼の生えた龍」は養命酒以前から語り継がれているから、商標の侵害とは言えんだろうし。「鈴木土下座衛門」みたいな事にはならんでしょ、たぶん。

 あと、なかせ氏のブログにある拙作のレビューには、今回の獣兵鬼(怪人)「念力ナメクジ」の彼による絵が添えられているが、自分でデザインした怪人ながら「すっげー嫌なデザインやなあ」と思った。念力ナメクジの全身の斑点、本来は水木しげる作品のような「ヌメッ」とした点描をしたかったんだよね。ところがさー、上手く行かんかったんだよなー。オレが点描苦手でなー。それはそうと、家族(親子)で戦隊と言うのはアイディアとしては悪くなかったが、バトルの要素とホームドラマの要素が作品を又裂きにしてないかと言う疑問が。今回の序盤がそうなったし……いや、これからの展開を描いてみないと、どうなるやら分からんぞ。張り切らんとな。

 ここからは、3話序盤の展開についての言い訳。クロ僕屋氏のブログにおける前回のレビューで、ピンクの超能力に対し「もうなんでもできるのでは」との感想があったため、ピンクがすぐ駆けつけられない状況を作り出したかったのだが……。そのあとの展開も超能力封じの側面があったんだけど、まだまだ描写が甘かった。と言うか「作者の勝手な都合」で段取りを当てはめるだけじゃ、マンガにならないのかも知れない。次回以降気を付けよう……。