走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

さらにオレのマンガ道その4

a-katu.hatenablog.com

 「さらにオレのマンガ道」シリーズだが、ここに来て書きづらくなって来た。ネタ出しが苦しくなってきたのじゃ、くおお。今回、何度も何度も書き直しているし。気を取り直して、本題に入ろう。50代に突入しても絵やマンガを描けるのはありがたいが、かつてオレがあこがれたゲーム誌の投稿欄のイラストコーナーや、本格的に絵を描いて見せる場となったゲーセンのコミュニケーションノートのようなところは、もうないと痛感してもいる。ネットが代替品になってると思ったが、ネットは理論上接続されてるところや接続している相手になんでも筒抜けになる場だから、こそこそアングラなノリで活動出来るわけじゃなかった。特に今どきは。こないだpixiv事務局からお目玉を喰らったのがまだこたえて、こんな事を言ってるんだけど。だからと言って「価値観のアップデート」をしたいわけではない、念のため。「価値観のアップデート」と言ったって、無条件にいいものではないからな。SDGsとて、統一協会に利用されてるんだ。警戒はするさ。

 ところで、こんな話のあと言うのは気が引けるが、オレが最近サブカルビジネスセンター(以下、サブカルBC)のツイッターで描いてる『ちくワワ』は、昭和のナンセンスの復権運動の一環でもある。時代が変わったとは言え、昭和のナンセンスギャグマンガの勢いなどは、無くしたり忘れたりしていいものでもないからなあ。「価値観のアップデート」を唱えているが実態は胡散臭い連中への、ささやかな抵抗でもあるけど。サブカルBCでやらず、自分の趣味の作品でやれと言われても困る。自分なりの「面白いマンガ」を描かざるを得ない状況だから、サブカルBCでも趣味の範囲でもやるしか。サブカルBCは直截(ちょくせつ)的な下ネタが出来る場所ではないし、オレも面白い下ネタがやれる自信はないから、そう言うのはギリギリ避けてる上に『ちくワワ』で意識してるのは『できんボーイ』や『マカロニほうれん荘』なんだが。お下劣になりすぎないナンセンスな。とは言えまだナンセンス要素は、ちくワワとブルきんちゃくと言う「胴体が食べ物のしゃべる犬」に集中しているけど。ブルきんちゃくの飼い主「鶴光路あやね」のいらちっぷりは、落語的な「アホな登場人物」の描写だけどよお。

 こんな話をしているのは、確かに時代は変わって行くんだけど、ナンセンスなど形を変えれば過去の美質が武器になる事もあるんじゃないかと思って。

(続く)