走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

身近でフェイクニュースのネタにされた人が出ては……

 今日はブログをもう書かないつもりだったが、急遽記事を書く。きたる2025年の大阪万博の公式キャラがらみで、それが発表された2020年あたりから、氷厘亭氷泉(以下、ひょーせん)さんの「発狂倶楽部」界隈で「命輝寺(みょうきじ)」と言う架空の寺の縁起として公式キャラをいじるネタが続いて、ひょーせんさんによる寺縁起とした戯画がテレビで「ファンアートのひとつ」として紹介されたりもした。ところが、世の中にはそそっかしい人がいて、誰かが万博のキャラを「命輝寺縁起」の方のパクリだと思った*1事から、ひょーせんさんたちがいろいろフェイクニュースに巻き込まれた。なんてこった。

 この話、ひょーせんさんも困っているようだが、オレはいろいろ考えるきっかけになった。「インターネットでフェイクニュースの広まる過程」とかね。2025年の万博自体、歓迎してない人は少なくない*2が、それを否定する材料にフェイクニュースはねえだろ。オレも勘違いやそそっかしい事はいろいろしてるから、余計にそう思う。最近になってこんな話になったのは、前述の戯画がテレビで紹介された事も関係している。それまで命輝寺縁起ネタはおろか、発狂俱楽部を知らん人の目に留まった故で……。してみると「内輪の冗談」と言うものが、インターネットでは通用しづらい*3のかも。それは前から薄々感じていたが、今回の話でより実感せざるを得なく。「内輪の冗談」に必要な「共通前提」を持ってない人がいきなり見て、うっかり信じ込んだのが不幸だったか。

 あと、世の中そんなにリサーチ・リテラシーがある人ばっかりじゃないとか「人は、信じたがる動物や」と言う点とかも関係してそうだな。「ウソとホントがまぜこぜで、とにかくこの世はへんてこりん」と、松方弘樹が歌った頃より、状況は悪くなってるのかも知れん……ウーム。

*1:つまり、命輝寺が実在してるとも思った。

*2:オレもそのひとりだ。

*3:下手すりゃ、しない!