前に上記記事で「ネットで何度も中傷されたが、それでも絵を描くのをやめなかった」うんぬんと書いたけど、中傷や嫌がらせへの対抗として絵を描くと言うのは、結果としてそうなったとしても、辛かった。だって「絵を描くのを邪魔して来る奴に負けないため」と言う気持ちがある限り、どこかでその邪魔して来る奴の事を意識しちまっている事になるもんな。それこそ『ウルトラセブン』の「超兵器R1号」の名台詞である「血を吐きながら続ける悲しいマラソン」になっちまう。中傷したり邪魔して来たりした連中の内心なんぞ分からんから、絵を描き続ける事がそいつらにダメージを与えているかどうかも知るよしもないし。もしかしてオレが絵を描くのがしんどかったのは、オレを中傷して来た連中の事を意識して絵を描いていたからかも。これはオレが、思ったよりケンカが苦手だと言う事なのか。それとも、絵とは別に中傷していた奴をこの手でぶちのめさないと勝った事にならないと思っちまっているからか。後者だとしたら「ぶちのめすの、ぶちのめさないのと……お手前いくつでござるか」と、自分にツッコミ入れたくなるが。
なんでこんな話をしてるのかと言うと、オレが最近ネットでのケンカを避けて行くうちに、かつての自分が悪い意味で青臭かったと思うようになったのが大きいのかも知れない。とは言え、自分のために絵を描く余裕が蘇ったかどうかはまだ分からない。笑福亭鶴瓶の息子、駿河太郎は「たべに」だが。誰が覚えてるんだ、そのネタ。さておき、悪い意味での青臭さが若干なりとも抜けたなら、やっとマトモ*1に絵が描ける。今、そう思える程度には心が落ち着いている……。
*1:と言うと、どうにも語弊はあるんだけど。