走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

オレのマンガ道補遺編その8

 オレが今より真剣にマンガ描いていた頃、なんで自ら同人誌を作って、地元の同人イベントに打って出なかったのか? いち早くデビューしようと焦っていたため、同人活動に興味がなかったのかと思っていたが、それにしては人様の同人誌へのゲストには参加していたんだよな。ここで出て来るのが、またしても兄貴である。オレが愚かにも兄貴に、「同人イベントにサークル参加したい」と言っちまったんだよ。当然却下された。それを長らく引きずっていたばっかりに、サークル参加が大幅に遅れた……。小林一三が言ったとされるが、真偽は定かではない「あほっ、禁止されてないものの許可を取りに行ったら、禁止されるに決まってるやろ!」と言う言葉を早めに知っていれば、こんな事にはならなかったのに。オレと言う男も、要領の悪いやっちゃ。

 なんでこんな話をするのかと言うと、いまだに悔しいからだ。早めに絵を描こうとしなかった事、さらに宗教に引っ張られていらん回り道をした事、家族を黙らせるような作品を描けなかった事……。そこら辺への慚愧の念が、オレを苦しめているんだ。それが今の創作活動にも、悪い影響が出ている。「今まで出来なかったのに、もう出来るかい!」と言う気持ちに……。だからと言って、あきらめきれない。あきらめたらそれこそ、落ちるとこまで落ちてしまいそうでなあ。今の精神状態や今までの人生からの推測だと、あきらめたら創作活動全般を呪いそうで……。そんな権利オレにはねえぞ、おい。と言うか、なんでもっと描こうとしない? 「締め切りが、あると描けない。ないと描かない」って奴? あと、しつこいけど持病のせいか。このままではあきらめるにあきらめられない、なんとか一本でも作品を描かねば……。時間はあるようでないぞ!