走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

コミケ先細り?

 ツイッターで見かけた言葉。以下引用。

なんとなく今日京都精華大の学生さんに授業中「この中で今年コミケに行く人or本出す人居る?」って聞いたんですが、50人くらいいてほぼ皆無でした。

遠征による距離的な問題、本の印刷代の問題、初心者には危険、インテ行くから…らしいけど、今は同人誌活動は大人向けの娯楽になっているのかもですね

 マンガに強い、京都精華大の学生にしてからこれか。確かにコミケは、初心者に楽しみ方を説明しづらいイベントではある。本を買うなりサークル参加するなり、あるいはコスプレするなりと、明白な目的がないとわけが分からないからのー。しかし参加のハードルが年々高くなって行っては、参加者が減って先細りになりはしまいか……。前からその辺は気になっていたところだ。関西ではインテックス大阪でいろいろ同人イベントがあるから、コミケにまで手が回らないと言うのも考えられるが……。

 それにしても同人イベントも、地方のライトな女子オタク中心のコミックライブ系か、コミケのようなヘビーユーザー向けかに両極化しているような。その中間が少ない。オレが偏った見方していて、金がないからイベント参加もままならないから実態を把握しきれてないのかも知れないが、前述の通りコミケが先細りになってはいないかと言う懸念はあった。これまた偏っているが、ツイッターではコミケ初心者にマウントしたがる連中が多いもので……。

 オレはマンガ描きでもあるから、本を作って同人イベントで頒布したい気持ちがある。しかし最近は、オリジナル作品ならば電子書籍で売る事も可能だ。そちらを視野に入れた方が、むしろいいのかも知れない。いや、オレの作品を金払ってまで読みたい奴がこの世に何人いますかねえ? 話が大分横道にそれてしまったが、オレが初心者にコミケでの心得などを伝えられるのかと言えば、あまりに心もとない。そんな時のためにコミケットカタログがあったか。惟任さんが生前オレに「コミケットカタログを隅から隅まで読んでないなら、コミケに参加する資格はないんだよ!」と言った事もあったし。これはこれで先輩参加者によるマウントだと言えなくもないが。しかし前述のように、明白な目的がないと何がなんだか分からないイベントではあるとは言える。フィクションではあるが、テレビアニメ版の『らき☆すた』で、泉こなたに連れて来られて翻弄された柊つかさがいい例だ。しかしそれでは新規の参加者が減り、古参の参加者まで減るとなれば最初に言ったように先細りは免れんような……。