走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

人を焚き付けられていない

 以前「なんJ民」がようつべでヘイト動画を通報しまくる「祭り」(ツイッターでは「ネトウヨ春のBAN祭り」と呼ばれてる)について触れたが、それはいろいろな要素が重なって成功したとは言え、最大の要素は頭数がある集団を焚き付ける事に成功したからだろう。しかるに今の日本のリベラルとか左派とかは、「ネトウヨ」や在特会などの跳梁を食い止めるための頭数を集め、焚き付ける事に成功しているのか? 残念ながら、答えは否である。リベラルとか左派は生真面目(真面目すぎて融通がきかない)なので、「ネトウヨ」などの作ったしょーもない動画やらブログやらをチェックし続けたりしない。また、生真面目だから自分たちの主張を面白おかしく伝えようともしない。これでは、「ネトウヨ」などのアホな情熱に勝てやしない。「サヨクキチガイ」呼ばわりされたオレだが、この現実は認めないとならん。「ネトウヨ春のBAN祭り」の成功を見て、つくづくそう思った。

 いわゆる「祭り」も、決して褒められた行為ではない。しかし(繰り返すけど)頭数を集め、それを動かした焚き付けの手腕と言うかそこらへんは、これから「ネトウヨ」などと戦う時の参考になりはしますまいか? ここでオレが何を言っても、状況が好転するわけではないがな……。オレもこの十数年、病気やら家庭の事情やらが降りかかって、ほとんど何も出来ていないし。つまらん話だ。

 これから先、社会は荒廃するような気がしている自分と、「ネトウヨ春のBAN祭り」などで潮目が変わろうとしている気がする自分がいる。しかしまだ左派には人を焚き付ける力が足りない。「ネトウヨ」のいらん情熱や、右派の財力・広報力に負けているのだ! トホホ。