走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

自分が何をするために生まれたか分からない

 みなもと太郎風雲児たち』で、平賀源内が鈴木春重(のちの司馬江漢)を前野良沢に引き合わせたあと、「おれは人を見る目がやたらにあるが、おれ自身は何をするために生まれたのか分からない」みたく言っていたシーンがあった。オレもまた、自分が何をするために生まれたのかイマイチ分からない。平賀源内(しかもフィクションの中の)と比較するのもなんだが、何をやってもイマイチ上手く行かない事が続くと、ねえ……。

 と言うか、親兄弟に家事をしろ、パチンコの打ち子をしろ、働けと次から次へ、次から次へと要求をされて、それをこなすのが精一杯だったのが。それに加えて途中で宗教に走ったしなあ。何をやってたんだ、オレは……。親父は自分の不遇さを嘆きつつ、オレに「ワシもお前も、環境に潰されたの」と言った事があったが、いやいや、あんたもオレからしたら環境のひとつですし! これ以上言っても繰り言になるけど、自分の人生を自分で生きないと、損ばかりするよ。