中学時代、躾の出来てない山ザル同然の同級生によって、精神的に苦痛を受けた。オレの人間不信の種は、この時撒かれたと言っていい。土壌は家族がこさえたが。
「他人は信用出来ない」と言う、家族が言っていたのと同じ結論に達したのは大変不幸だ。何を信じればいいか分からなくなり、そのねじれからジンクスに頼り神頼みをし、宗教にのめりこむ破目になったのだが。
いえね、中学時代に受けた屈辱を、今思い出してしまったものでつい。話が合いそうな相手もいたこたぁいましたよ。ただ、その距離はあまりにも遠かった……。考えれば考えるだけげんなりして来るな、どうせもう幸福になれやしないんだから今げんなりしても同じ事なんだが。
