次のような日記を書いた。
「貧乏人は麦を食え」と後に言われる失言をした池田隼人、「中小企業の経営者が自殺しても致し方なし」みたいな事も言っていたそうな。
水木しげるは四十数年前、ねずみ男に「むかしからお上は大企業に対する保護基準は甘いけど 貧乏人に対する生活保護基準はきびしいからね」と言わせていた。
昭和の御代から……いや、歴史上常に弱者と言うものはふるいにかけられ続けているんじゃないのか? そう思うと軽くげんなりする。げんなりしてばかりもいられないが、今は他に語る言葉が出ない。
弱者は常にふるいにかけられ、それを阻止されないために強者は弱者を分断し、争うように種を撒いたりもする。なんも打つ手がないオレは、うんざりするばかりだ。嗚呼。
弱者は強者に勝てないから弱者なのかも知れない、知れないがなんとかならないかしら……。今軽く失望している。