うーむ、クリスマスだってのに気が重い。金はないわけじゃないのに、ケーキすら買ってない。そんなに食べるわけじゃないから、ショートケーキくらいはなんとかなるんだが、なんだか色々嫌になって……。うう……。
クリスマスは色んな意味で「愛」を安売りする日な気もするが、オレにはそれすらない。だから落ち込んでいるのか？ 欲な話だな、それは。マー、愛情薄く生きて来たのは事実だが。愛がなくても金があれば、ある程度はなんとかなるんだが、そっちも潤沢にあるわけじゃない。そりゃ落ち込むだろう、ちくしょう。ギャーッ！ 火の用心だよーっ！ ……何度目だ、このギャグ。ついでに言うが、オレは別に余裕があってギャグを言ってるんじゃなく、苦し紛れに屁をこくようなもんだからな。他人からの親切とてオレに向けられた愛情と言えるが、往来の家族連れやカップルを見てると「ああ、オレはこう言う意味での愛情に背を向けて生きて来たのね……」と言う寂しさがなあ。
オレは前述の意味での愛情を得るための努力や行動を、まるでしてなかった。社会の底辺で誰にも気付かれず、黙って死んで行くしかないと思ったばっかりに……。そう思ってなくても、金がない精神障がい者のおっさんに、誰が近付くものか。精神を病むには、それなりの理由があったけど、詳述はしない。……書いてて悲しなって来たわ。自分の人生を自分で生きてない時期が長すぎたせいで、嫌でも死ぬまで孤独に生きねばならないってのを、書いてて再認識したんだよ！ 嗚呼……。こんな事なら、ケーキ買って貪り食えばよかった……。寂しさを飯や菓子で紛らわしているから、太るやら内臓は弱るやらなんだが……。愛情薄い人生への恨みを創作にぶつけるつもりだったが、コロナ禍だのロシアによるウクライナ侵攻だの、世の中が色々あっては。いや。そんな状況で、いわゆる「男女の仲」も得られそうにないなら、尚更オレには創作しかないじゃないか！ 最近そっちがパッとしない気がしていたけど、尻込みする暇はない。もう少し踏ん張ってみるか。
