走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

さらにオレのマンガ道その10

a-katu.hatenablog.com

 前回触れた「絵を通して社会と繋がりたい」願望についてから、話をはじめる。その願望も、要は「描く者」の世界が、かつての自分の周囲より優しく見えたからなんだよな。実際、優しいところはあって、そこには大いに救われたんだが、一方で対人関係のトラブルもあった。とは言え、まだ大きなトラブルには至ってないが。それはオレの人間関係がめちゃくちゃ狭いからか、単に「描く者」としての認知度が低すぎるからか……。いかん、考えがネガティブになってしまった。しかし「描く者」としての認知度が低すぎるのは事実だ。あまりに低くて、なかせよしみid:y_nakase)さんの「創作同人書籍」いっせい配信企画に初参加した時、彼から参加作品を「処女作」と思われたくらいだからな。これは根に持って言ってるんじゃなく、作品をアピールするのが非常にとってもすごく下手なオレの問題だから言ってる。いい機会だから、そこを掘り下げようか。

 オレはpixivで長らく活動していたが、それらはまるで知られてなかったのかと、前述のなかせさんの言葉で痛感した。それまでは「pixivに発表していればいいや、でかいSNSだしよお」とか、ぬるい事考えていたしな。あと、絵やマンガを描いて発表する気力が年々落ちていたのもあったし。それは「もうオレの作品なぞ、世間はお呼びじゃないらしい」と、いじけていたからだ! 今となってはバカバカしい考えだが、それだけ自らを顧みられなくなっちまってたんだ……。下手でも何でも、描いて発表すればいいものを……と言うのも、あと知恵にすぎるな。なのでそこは置いといて、オレが自作のアピール下手な話ですよ。それは絵を描いたあと、人様に見せるのを躊躇してたと言う事でもある。なんでよと言われたら、かつて家族や世間の有象無象に足を引っ張られたからとしか言えない。くっそー。ネットやるようになって発表する機会は増えたものの、2ちゃんねるなどでもボロクソに言われて萎縮しちまったしなあ……。ネットの匿名野郎の言う事なぞ気にせずバンバン描けばよかったけど、前述の家族や世間の有象無象からの言葉なども相まって、萎縮が酷かったのよ。それでも筆を折らんかったオレは偉いよ、今も描けているんだからな。家族に植え付けられた「描く事」への引け目や罪悪感も、最近になってだいぶ解消したしねえ。それでもアピールが上手くならんので、悩んではいる。マー、2009年くらいから2018年くらいまで、描き手として失速していた影響も大きいだろうな。特に2015年くらいから、うつ状態から来るセルフネグレクトが酷かったし……。描き手として復調した以上、次はアピールを上手くしないと……。となると、pixiv頼りも見直さんとな。

(続く)