走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

地獄じゃ! 世界は、はみ出し者のために居場所を用意してくれんのか?

 『ラジプリズム』のあとを受けて、中国放送がはじめたラジオ番組『ヨルノバ』。これを前回、前々回と少し聴いて題名のような感想を。中高生向けの番組だから、オレみたいな中年が聴くもんじゃねえとは思うが、ラジプリズムの後釜がどんなのか気になったのよ。ちなみに「居場所を用意してくれない」のは中国放送だけじゃなく、世界な。それは後述するけど、今はラジプリズムとヨルノバの違いだ。ラジプリズムの部長(パーソナリティ)にあった「影」がヨルノバのメンバーにはない! 部長の「影」*1のおかげで、親近感やらなんやらを持って聴けていた部員(リスナー)は多かったのではないかと。それらの者こそ、ヤンキーと言う*2連中とは違う意味でのはみ出し者だったのだ。中高生の部員にだって、不登校に苦しんでいたり、いろいろあったし。『ヨルノバ』は裏番組を意識しすぎた結果、そう言う者を切り捨ててはいないかしら? と思えて、聴くのが辛い。だから中高生向けの番組だって。

 『ヨルノバ』の意識している方向性もまた、何度か言及した「禁欲的・清潔的・単一的」な世界を覆う潮流*3に流されてはいまいか? と、愚考する。此度のコロナウイルスが、その潮流を後押しするだろう。そしてブラジルでギャングどもが国民に「ウイルス禍だ、出歩くな」と脅かして来ているように、ヤンキー的なはみ出し者*4には居場所はあるんだろうけど……。嗚呼。マー、ブラジルのギャングの行動は、天保の飢饉の際に縄張りを死守する活動の一環で、米を赤城の領民に配った国定忠治みたいなもんだろうと言えなくもないが……。それはさておき「はみ出し者の居場所」ですよ。「禁欲的・清潔的・単一的」な価値観によって、そう言うものが失われている感じが強くてなあ。ケンカしたくないので、詳述は避けるけど。だが、暴力を使って世間でのし上がる事も出来ず、田舎の閉鎖的な価値観により趣味を同じくする者とも巡り会えず、結果(あくまで表面上は)「禁欲的・清潔的・単一的」な価値観の宗教に走って人生をいらん回り道したオレみたいな者の行く場所や居場所が、どんどん無くなって行ってるのは感じる。最初に述べた、ラジプリズムからヨルノバへの転換しかり。ラジプリズム部長は現在YouTubeのチャンネル使って「オタクの居場所」を模索しているけど、あまり熱心に見てなかった。YouTube自体が怖いので……。自衛隊の楽隊の演奏いくつか見聞きしただけで、ウソかホントかわからないミリオタクソ動画を勧められたり、ログインしなきゃ『虎ノ門ニュース』や武田邦彦の動画をお勧めされたり……。そんな場所に長居したくないのよ。ログインすりゃ、「ログインしなきゃ再生数が多いクソ動画をお勧めされる」のは避けられるけど、怖いもんは怖い。……こうまで偏屈だから、「オレにはどこにも居場所がない……」とひがむ事になってる気もして来たが、「禁欲的・清潔的・単一的」な価値観にいじめられ、追われているのは肌で感じるのよ……。しかしこの記事、三点リーダー使いすぎ。

*1:これも7年番組が続くうちに、だいぶ薄れたけど……。

*2:それこそ見ようによっては、社会になんぼでも居場所がありそうな。

*3:これはあるツイッタラーのウケウリだけど……。

*4:その中でも、お上と上手くやれる連中。