走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

『怪奇ソング』を聴きながら

 なんか急に『怪奇大作戦』の『怪奇ソング』が聴きたくなって、聴きつつこの文章を書いている。ちなみに予約投稿だ。題名はあとがきなどの文末に「『○○』を聴きながら」とか、菊地秀行が書いていた*1とか考えつつ書いた。いえね、ヒーローものの主題歌みたいな人の心をポジティブに鼓舞するような曲を聴く気になれん程度には気が滅入っていて。理由はいろいろあるんだが、大きなものはふたつ。まず、世界をすっちゃかめっちゃかにしているコロナウイルスについて。次いで、オレ自身の人間不信の根深さだ。たとえば6期鬼太郎の「多様性の肯定」と言うテーマを咀嚼しきれないのは「何が多様性だ、それをツイッターで振りかざす連中こそ排他的ではないか!」と言う疑問があったからだと思っていたけど、そう言う疑問を抱くオレの方が相当人間不信をこじらせているのではと……。あまり言うと自己責任厨みたいになりそうで気が引けるが、オレ自身の人間不信が、かなり世の中を歪めて見せていた気がして。そしてコロナウイルス同様、オレだけでは打つ手がない。嗚呼。様々な人とのいい出会いによって、「人間、オレが思っているほど悪ではないのでは?」と思う事も増えたが、「また酷い目に遭うのではないか」みたいな恐怖はついて回っている。マー、勤め先で殺されかかるなんて言うレア度高すぎな経験が、今なおこたえてるんだろうけど。

 ポジティブな曲を聴く気になれない程度に気が滅入っているから、ずいぶん陰気な文章を書いているけど、世界の状況がおかしくなってしまってオレも大変なんだよ。どんな暮らしをしてようと、世界と言うか、客観的な状況の変化とは無縁でいられないので。いつも以上に自宅に逼塞せざるを得ないから、己(おの)が人間不信を内省せざるを得ないし……。

 と、書いたあと、このブログの2018年7~9月までの過去ログを読み返していたら、思わず「我ながら、進歩のない人!」とひとりごちた。西日本豪雨のあとの混乱ですっかり弱気になり、愚痴をこぼす日々だった……。今とたいして変わらんではないか! 豪雨災害の一番酷い時を脱し*2たあとも、「もう人生にいい事なんかない」と嘆きまくっていたし。2019年にサブカルビジネスセンターに通う事で人生に希望が持てた矢先に、コロナウイルスでは致し方ない気はするが、もうちょっと学習しろ、オレ。

*1:あるいは、なんかのホラー映画のタイトルを指して「『○○』を観ながら」だったかなあ?

*2:少なくとも、住んでる地域は。