走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

凡庸じゃのー

 突然だが、日本版『アテナ』のポスターと、アメリカのファミコンNES版のパッケージを見比べてもらいたい。


 言うまでもないかも知れないが、上が日本版、下がNES版である。かつてファミ通は、NES版のパッケージを「美しい」と評していたが、オレにはその頃からそこまでとは思わず、ハッキリ言って凡庸な絵にしか見えない。人魚アテナがトップレスである事くらいしか、アドバンテージはないと言いたい。閲覧者諸氏がどう思うかまでは分からんが、オレにはファミ通の言った事は、例によっての洋ゲーやその文化を持ち上げるために日本側をおとしめるシーソー話法にしか。つーかねえ、お国によって文化の違いはあるかも知れないけど、わざわざ自国の気に入らないものを攻撃するため、よその国の文化に頼る事はあるまいに。ファミ通などのチンピラライターは、そんな事ばっかりして来たのよ。なんであんなのが、今やゲーム誌の一番の老舗になっちまったんだ。繰り言になるが、ファミ通のようなゲーム誌のせいで、ゲーム業界は目も当てられない惨状ですよ。少なくとも、オレの目にはそう映る。もうどうにもならねえので、せめてオレが生きている間は、ファミ通をdisる。それで世の中が良くなるかどうかは、分からんけど。

 話をNES版パッケージに戻すと、そこには「『IKARI WARRIORS』(日本名『怒』)のスタッフが制作」とか、「日本でトップのアーケードゲーム」とか言った惹句が目に付く。当時のアメリカのゲーム事情は詳しく知らないが、これが宣伝になる程度にはSNK知名度はあったのね。

前にも言ったけど

 ドナルド・トランプやドゥテルテやプーチンみたいなのをよしとする世界の風潮に危惧を感じている。このままだと世界は、我々が思っているよりだらしない形で、終わりを告げるのではなかろうか? これを言っても、なかなか人に理解してもらえない。だってこの話に対し、レスが来たためしがないし。マー、世界がだらしなく終わるのではないかと言うのは、たぶん今回はじめて言うのだけども。他にも日本には鬼界カルデラの噴火や南海トラフ地震の危険もあるし、考えれば考えるほど暗澹とした気持ちになる。「世界をありのままに見る者がうつ病になる」と言うが、オレのうつ状態の原因もそこにあるのかも。

釘を刺しておきます、エイッ!

 この記事で書いた事と、逆の事をこれから書く。日本のマンガ・アニメ・ゲームを褒めそやすあまり、アメコミなどをけなす連中がいるが、それも間違いだ。例えば田村信発明のオノマトペちゅどーん!」も、アメコミの「cud!」と言うオノマトペが元になっているんだし。大体、戦後の日本のマンガの発達にもアメコミは影響しているのだ。どこがどうとは今実例を出しにくいが、さいとう・たかをあたりを挙げておこう。進駐軍の放出したアメコミに影響されたと言う話を聞いた事が。そう言う人は他にも、杉浦茂とか水木しげるとか。

 だからオレには日本のマンガとアメコミを、どちらかを持ち上げるだけにする事は出来ない。昔は日本アニメに対する欧米による改ざんなどに腹を立てていた*1ものだが。

*1:今でも納得はしていないけど、別の話になるので今回は割愛。