走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

描くと言う呪い

 しかしなんだね、マンガを描くと言うのも呪われた行為で、変にシリーズものや連作なんかにすると、描き続けなければならなくなる。「すっぱり読み切りを描いたら?」と言われたらそれまでだが、悲しいかなオレは読み切りが苦手なのである。くおお……。以前『ちくワワ』の第1話にあたる話を描いた時は、連続する話になると思わなかったので、読み切りっぽく描いたけどさあ。

 呪いと言うと人聞きは悪いが、連作を完結まで描き続けるのは難しいのよ。商業作家じゃないから打ち切りはないんだけど、オレの寿命やらなんやらとも戦わなきゃならないし……。あと、同人マンガで読み切りだと、他の人の作品を読了した後「え? これで終わり?」みたいな気持ちになる事があったため、描くとしたら出来るだけ話にボリュームをつけたくなる悪い癖がオレにあって……。ぬおお。

 それはそれとして、呪いを解くためにも『爆烈戦隊チャレンジャーズ』と『裸天使理奈ちゃん』は完結まで描かねば……。後者はヒロインである「松坂理奈」ちゃんの裸を見せたいがために描いているから、前者より肩の力は抜けているんだけどね。チャレンジャーズは、いささか風呂敷を広げすぎた傾きもあるし、ページも多いし、気力が要るのよ。チャレンジャーズ6話のネームも、描く時間取れないしさあ……。こんな事ならマンガを描かなくてもとか言われそうだが、生きているうちに一本でも描きたいんだよ! オレは!

 マンガを継続的に描くのは、もの凄く大変な事なんだが、オレの場合は精神病と言う大ハンデを背負って描いているのよね。読者は残酷だから「だからそれがどうしたって言うんだ!」と思ってるかも知れないけど……って、これも昭和的な根性論に毒された故の偏見かもな。いかんいかん。でも、作品にヘルプマークを着けているわけじゃないんだから、ほとんどの読者にはオレのハンデが分からないのも事実……。それにマンガを作者のハンデを基準にしている読者もまずいまい。それも昭和的な根性論になっちゃうかも知れんが、マンガの体裁はハンデ関係なしなのでは……。今までやって来た事が、マンガを描かない精神障がい者にはない苦労だったとは言え、それが報われるかも分からないから、どんどん愚痴っぽく。

 精神科医から処方出来るギリギリまで薬を出され「それ飲んでないと、入院だよ」とまで言われてる身ながら必死に創作しているけど、前述のように報われる保証はない! しかし……。