昨日呟いた藤子先生の『名犬タンタン』から連想。こちらは『海の王子タンタン』泉ゆきを。少年ブック付録 昭和42年 古い作家さんですが『大マシン』『赤ん坊帝国』など奇想を持ち味にした作家さんです。しかしこれはいくらなんでも奇想がすぎるだろ。頭がガラモン、腰から下は大魔神、体は…な怪物。 pic.twitter.com/HnCf9N30Az
— 唐沢なをき (@nawokikarasawa) 2023年5月7日
上の唐沢なをき氏のツイートだが、3枚目の画像のインパクトとどう言えばいいのか分からん感よ。しかし上半身がまるっきりウルトラマンに見えるのは、身体の模様の存在感がそうさせているのだろう。なので題名のように思わざるを得ない。ところで上記ツイートだが、オレはこんなことを言ってしまった。
このマンガと同時期の少年雑誌の怪獣特集でやってた「最強の怪獣」の口絵には、この手の発想で描かれたものがあったそうです。のちに池谷仙克がいわゆる「キメラ」な怪獣は描きたくないと言ったのも、その手の絵を見て呆れたからかも。 https://t.co/vsVOPWDgqN
— 克森淳(a.k.a.新豊玉三郎) (@a_katu) 2023年5月8日
その後、唐沢なをき氏からありがたい返事が来たのだが、それはツリーを確認してくれ。はてなブログの仕様の変更で、いちいちツイートのURLをコピペして貼り付けねばならなくなったため、収拾がつかんので。くっそー、イーロン・マスクめ! それはそうと、なをき氏は上記ツイートで自ら紹介した怪物やオレが言及した「最強の怪獣」を、楽しんでいるフシがある。エンタメをやれる人と言うのは、そう言う「楽しむ事」に貪欲なところがないと務まらんのかも。してみると、オレが商業マンガ家になれなんだのも、無理はない。まず「理屈」で考えるからな、オレは。
しかし、なをき氏が紹介した怪物には言及しづらい。『仮面ライダージオウ』の劇場版のラスボスが、敗れる前に一瞬「平成」の揮毫を掲げる小渕恵三みたいになるシーン*1を見た時以上に、笑っていいんだか怒っていいんだか悲しんでいいんだか分からない妙な感情が出て。ツッコミが出来ないレベルの強烈なボケと言ったら、たぶん真面目に描いた作者に失礼な気もするし。ツッコミ無用なシーンだと結論づけて、この記事を終わる事にする……。
*1:何言ってるか分からないかも知れないが、詳しい説明が難しい……。