走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

人はインターネットだけで、おかしくなったわけではない!

 むかしの有線電話に「電話に線があった時、人間は自由だった」と言う言葉を添えた写真について、上記ツイートをした。さらにこの辺について思うところを書く事にする。まず、結論から言ってしまえば「インターネットが人間を狂わせた」みたいな言葉には賛成しない。題名にも書いたけど、それだけじゃないんだっ!

 洋介犬氏の『反逆コメンテーターエンドウさん』単行本の202ページから205ページで「ネットのもたらしたもの」について、登場人物のひとりで軽薄な論客「ケンジロン」が「無限・無数・無制御・無資格の発言権」*1と述べ、そこから主人公の「エンドウさん」と議論するくだりがある。オレとしては「無限・無数・無制御・無資格の発言権」が人々に付与されたのは、ネットと言うインフラだけのせいじゃなく、もとより「人の口に戸は立てられない」からじゃないかと思う。ネットだけに注目してると、それ以前の人間の愚挙や暴挙が、相対的にとは言えあまりにも軽く見られる危険もあるし。……とまで書いて、この話を続けられる力がない事に気付いた。「ネットごときで、いくら何を言っても……」と言うあきらめも、どっと出たしなあ……。じゃあ、時間を置いて文章を推敲すればいいのかも知れんが、そこまでやる力もないのじゃ……トホホ。仕方ない、機会をあらためて考え直そう。

*1:「無限」から「無資格」まではフキダシ内で改行されていたが、一行にまとめるため中点を入れて区切った。