最近、絵やマンガをよく描いている。そうでもしないと、残酷な人間社会に押し潰されそうで。いやな事を忘れるには、ちょうどいい行為ではあるし。一時的にいやな事を忘れても、客観的な状況が好転するわけじゃないが、前述の通り残酷な人間社会に押し潰されないだけでも違うだろ。
それにしても、オレはつくづく絵が下手だ。絵を描いてて楽しい時と、しんどい時があるのだが、後者の時は自分の下手さを思い知る時でもある。いえね、『絵はすぐに上手くならない』って本に書いていた「手のクロッキー」をやっていたら、自分が絵が下手だとあらためて思い知って。pixivで褒められてるんだから、あまり下手だ下手だと吹聴するもんじゃないかも知れないが、自分が上手くなる努力を怠っていたのを痛感したら、ねえ。……いかん、おのれの画力のなさについて書いていたら、不愉快な事を思い出して来た。言うとさらに不愉快になるのは目に見えているから、何を思い出したかは書かないけどな。
話題を戻して、『絵はすぐに上手くならない』とはふるっている書名だ。「マー、そうでおますわなあ」と思いつつ、つい手に取って買ってしまったのだからな。実際上手くなるには手間ひまかかりそうだし。しかしなー、絵が上手くなるとなると先が思いやられる話ではある。いろいろ描いて、つくづくそう感じた。若い頃にもっと絵に身を入れて描いていれば！ と、思ったが、家族がオレに絵を描くより、自分らの思うように動く事を望んでいたのがネックだったんだよな。他にも宗教に引っかかったり、勤め先で殺されかかったり……。なんの因果でこんな目に。オレをさんざん苦しめた、残酷な人間社会が憎い！
