走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

自覚の問題

 この記事などで触れた、オレの「絵を通して社会と繋がりたい」気持ち。これにもっと自覚的で、人に言われる前に自ら言語化出来ていれば、もうちょっと別の人生があったと思う。繰り言かも知れないけど。むかし親父にマンガから見切りをつけろと言われる度に辛かったのは、「絵を通して社会と繋がりたい」自分まで否定されたようなものだったからだろう。オレが「絵を通して社会と繋がりたい」事を自覚して、もっと絵やマンガに身を入れていたなら、今頃こんな惨めな暮らしはしていなかったはずだ。

 しかしなー、こないだ指摘されるまで、オレが「絵を通して社会と繋がりたい」と強く思っている事を理解してくれる人がいなかったのも。絵を描く事を理解してくれる人がいただけ、まだマシだけど。

 オレが「絵を通して社会と繋がりたい」と強く思っていたと言うのは、それでオレのいろいろな局面における行動(例えばマンガ表現規制反対活動に身を投じたり)が説明出来るのだ。無自覚でこれなら、もっと自覚していればいろいろ出来たはず。家族の無理解とか、いろいろあったのを力づくでねじ伏せられたかも知れなかったのに。人間、自分の思っている事を自分が言語化出来るとは限らないもののヤハリ。これだけ書いても人からは、「社会と繋がるなら、別に絵じゃなくてもいーんでないかい」とか言われそうだけど、そう言われてもなあ。