走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

旧聞に属するが

 「なぜ彼はクレーンに乗らなくてはならなかったのか - Thirのノート」と、それに対するブコメ

 ブコメの方は色んな意見があるのでひと括りには出来ないが、この両方が精神障害を持つ者が働くと言う事に対する現実を物語っているだろう。

 これを読んでからと言うもの、障害の種類が違うが自分の事を言われているみたいで辛いのだ。オレも病気を隠して仕事していた時期があったから。それにしてもリスクとしての精神障害者を認めたくないなら、社会あるいは「普通の人」が、かつてのナチスのT4計画みたいな事をしろよ!殺してみろよ!と言いたくなる。

 病気がある事を隠して生きていく辛さ、それを強いる社会の無慈悲と言うものが解るのかおまいら!

 福祉を受けるために色んな人の世話になって来たが、今後自分がそれらを失うかも知れないと戦々恐々と日々を送るのが辛くて。このエントリやブコメが言う現実があるから、作業所なんかが「障害者を押し込めて置く場所」に見える事もあるのだ。「嫌なら行かなければいい」と言う問題ではない、社会からつまはじきにされた者の終着点みたいに機能している事を問題視しているのだから。

 障害を持っている者を排除したい癖に、それを声高に言わない虚飾の社会……虫酸が走る。この現状を改善する気がないなら、ナチスドイツの方がまだ素直に本音を出している社会だと言わざるを得ない。素直に本音を出して行くのがいい事かどうかは解らないが。