以前、明治時代の野球害毒論と森昭雄のゲーム脳論を絡めて論じた事があった。例えばこんな風に。
その時には書いてなかったと思うが、私がこんな事をしていたのは野球害毒論を取り上げたのが、今高校野球の主催をしている朝日新聞（現東京本社の東京朝日新聞）だったからだ。
当時東京朝日による野球害毒論キャンペーンには大阪朝日がいい顔をしておらず、この論争の終結後に今の高校野球大会の前身の大会を朝日が主催するようになったと言う経緯がある。このような転換がゲームを巡る論説で起きないとは限らないと言う事が念頭にあったのでそう言う所に論を持っていこうとしたが当時は書ききれてなかった。
森昭雄を俎上に乗せたのは、明治時代の野球害毒論の中で野球が定着した現代では受け入れられないであろう主張と近い事を森昭雄が言っていたからだ。実際川島隆太らの脳トレゲームが中高年のユーザーを開拓した時点で、ゲーム脳論は旗色悪くなったと言えるし。
ただねえ……。本来ならもっときちんとした論陣を張るべきゲーム誌が、どうも眠たい事ばかり言っていたのが（言いたかないけど）情けない。
森昭雄によるいわゆる「ギャルゲー」批判と同じ事を書いていたゲーム誌は、ファミ通だけでなくゲーム批評や電撃ＳＥＧＡ ＥＸ（の読者コーナー）とかあったし、かつてファミ通は森昭雄同様のコスプレ批判もしていたし。
そう言った過去にオトシマエもつけず、森昭雄に対して眠たい事ばかり言っていたのはどう言うことだ？と思うわけよ。ゲーム誌がもっとゲームへの批判に対する防波堤にならんといかんのじゃないか！？何やってたんだお前ら！！
この話いつかまた掘り下げる予定。予定は未定。
