(これは後日姉妹ブログにも転載予定)
今、友人から「あなたの社会に対する怒りや嫌な経験を活かして、エッセイマンガを描いたら金になるかも」と言われている。「そのためには絵柄を変える必要があるけど…例えば西原理恵子風とか」とも。
友人がサイバラを引き合いに出した理由は、「大人向けで技術がいらず勢いがあるからピッタリ」だそうな。
金の話が出るとつい色気を出してしまいがちだが、サイバラもサイバラのバッタもん作家(例:倉田真由美・みずしな孝之)は「萌え」攻撃の陣営におるがな…。100%の敵も味方もいないとは言え、金と引き換えに出版社から寝返りを強いられねばいいが…そんな心配する前に、試しに描いてみろとのツッコミ推奨。
さらに別の心配もある。嫌な奴を絵に描くというのは、どう言う絵柄でも苦痛を伴う。山本夜羽音(id:johanne)さんが玄田生名義の頃「教科書が教えない小林よしのり」で「気に入らない人を醜く描くのは、下描きの時点ではニヤニヤしちゃうのだが、ペン入れする際の、悪いイメージを与える作業が漫画家としてミジメになってくる(以下略)」(同書51Pより)と言っているのもあるし、嫌な奴に嫌な事をされた事を絵にして蒸し返すのもキツい。エッセイじゃ反撃して葬り去るシーンなんて描けないし。
それと別の絵柄を今から勉強する時間が、今の私にあるかどうか…。この辺の逡巡を乗り越えられれば銭になるんだろうが。ちうかオレのブログを出版すれば話が早いんだから、どこか出版しやがれ。例えば集英社。でも久慈六郎の本みたいに渡辺電機(株)が挿絵になったらイヤだなあ…渡辺のヤローは筒井康隆・石堂淑朗と三幅対で、レッドマンのレッドアローで田楽刺しになればいいんじゃい。