走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

資料を見て描く事と、「オリジナリティ」の呪い再び

 最近の若い者には、「資料を見て絵を描く」事を「ズル」だと思っていて、マンガ教科のある学校で資料を見て描く事を言われても抵抗がある者が少なくないそうだな。これもこの記事で触れた「オリジナリティ」の呪いが関係していそう。正直、資料を見て描けなければ、見ないで描く事なんか出来やしないんだよ。オレがいい例だ。しかしこの傾向は、ネットで「パクリ」や「トレス」への非難が強すぎる事と無縁ではあるまい。オレはそう睨んでいる。

 全く、「オリジナリティ」に対する幻想が呪いとなって、多くの者を苦しめている現状は腹立たしい。大体、そんな事言う奴に限って、絵が描けないんだっ! ……ここでそれに対し怒ってもどうしようもないが、無から有を生み出せる者がいるわけはないと言って、この記事を締めくくる。書いててしんどくなって来たのだ、具合が悪いので。