走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

ネットの「寄り道」のしづらさ問題

 正月に買って積ん読だった、稀見理都『エロマンガノゲンバ』を読み出したら圧倒的に面白く、山咲梅太郎さんの項まで読み進めた。内容で言えば、うたたねひろゆきさんの項はエロから一般に比較的早くシフトされた事もあって、コミケへの提言みたいなのが中心だった。ちなみに『エロマンガノゲンバ』は、底本が同人誌である。それはさておき、うたたねさんの言っていた事は、オレがこの記事で触れたネットでの「寄り道」のしづらさにも通じていた。最近の一般参加者が、ネットで評判のサークルやジャンルにしか行かなくなっているところがね。

 ここで話をネットの「寄り道」のしづらさ問題にシフトさせる。ネットでは検索した事しか出て来ないので、検索にもある程度のリテラシーが求められる。しかしオレも含めて今ネットを利用している者は、それが充分にあるのか? と言う疑問が。リテラシーでなくても、興味の幅が広い方がネットを扱いやすいような。これが抜け落ちるとフェイク情報が飛び交い、「ポスト真実」のはじまりはじまり。ネットは怖いねえ、鳴るほど! ……「カミナリは怖いねえ」だろう。

 正直、自分がネットを利用している時、果たしてどの程度アンテナを張って使っているかは自信がない。なのでその辺がどうも気になった。『エロマンガノゲンバ』は他にも興味深い話が多いので、閲覧者諸君は今からでも買うようにな。