藤子不二雄Aが亡くなられた。正直、上手く言葉が出ん。『魔太郎がくる!!』や『少年時代』を下敷きに、70年代前半の少年マンガの主流たるスポ根とは違う「弱い子」への視点を揚げようかと思ったが、藤子Aは『プロゴルファー猿』も描いていたしなあ……。ええい、話を繋げるため、我がツイートをふたつ挙げればよいわ。
藤子不二雄Aが亡くなった……。変奇郎と、マボロシ変太夫が好きでした。合掌。
— 克森淳(a.k.a.新豊玉三郎) (@a_katu) 2022年4月7日
藤子Aの『魔太郎がくる!!』だが、魔太郎が弱いんじゃなく、周りがDQN過ぎではと言う気がしないでもない……。
— 克森淳(a.k.a.新豊玉三郎) (@a_katu) 2022年4月7日
スポ根うんぬんに話を戻すと、魔太郎はほぼ同時期から少年チャンピオンに連載されていた『ドカベン』の山田太郎にはなれない読者の受け皿だった気がして、そこから発想が広がったんだよ。あと、90年代にブレイクした『笑ウせえるすまん』については、まだタイトルが『黒イせえるすまん』だった頃に読んで「喪黒福造の次のターゲットは、自分ではないのか!」と言う恐怖と戦慄と藤子Aへの怒りが出た事だけ言っておく。その時の感情に引きずられて、藤子Aに長らく逆恨みをしていたのも、上手く言葉が出ん理由だ。うーむ。
ともあれ、合掌。