パオロ・マッツァリーノさんのブログ記事『寛容と鈍感』より以下引用。
むかしは、自分の痛みや苦しみにも、他人の痛みや苦しみにも、鈍感な人が多かったんです。それがいまは、鈍感な人が減って、敏感・繊細な人が増えました。ただ、それも必ずしもいいことばかりではなく、べつの問題が生じるようになった、と考えたほうが腑に落ちるんです。
今でも、他人の痛みや苦しみに鈍感な奴は少なくない気が。ツイッター見ているとそうとしか。ところで、パオロさんの言うところの昔の人の鈍感さは、全然美徳ではないな。かつて小泉純一郎が「痛みに耐え」云々言っていたが、中曽根康弘あたりが似たような事を言ったとしたら、あの言葉はもっと支持されていたかも。あの頃は小泉内閣の時代より、もっと鈍感な奴が多かったと言う事になるんだし。
さて、オレは自分の痛みや苦しみにどの程度敏感なんだろうか? その辺が人生の合間にすり減っているところもあれば、人に言われて「オレは苦しんでいるんだ」と気付いたところもあるしな。待て、人に言われなきゃ気付かないなら、充分鈍感だな……。