いろいろ絵やマンガを描いたり、人様の模写をしたりしていると、自分には人様ほど才能がないのを思い知らされる。と、同時に「創作をする者は、日々自分の才能のなさと向き合いながら創作をしている」と言う言葉をも思い出す。人はこの狭間を揺れ動きながら創作をするものなのかも知れない。
しかしながら、若い時分に真剣に絵やマンガを描いてなかったのが、今になってこたえているのも事実だ。これ以上何をやっても、のびしろがない気がしてなあ。それを覚悟の上で、描くしかないのかねえ？ とうの立ったロートル同人作家は。それにしてもつくづく悔しい、「絵を通して社会と繋がりたい」気持ちを自覚するのが遅れた事と、家族や宗教に邪魔された事とが。また話がそこにと言われそうだが、オレのこれまでの人生の約前半分まるまるが、選択ミスのためぐだぐだになってしまったのが辛いのだっ！ これで、オレを支えてくれている人がいなけりゃ死んでもおかしくないよ……。
