走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

下れば下るほどくだらなくなるゲーム誌

 この件名から、「またファミ通disかよ!?」と思われるむきもいらっしゃるだろうが、今回はゲーメストだ! むかし田渕健康とか言う奴が『すくすく犬福』と言うゲームの記事に、プレイヤーの心得として「土曜の夜6時は、『守護月天!』じゃなくて、『ウルトラマンガイア』を見るにょ!」と書いていた。その時はいい気持ちじゃなかったが、「広島ではな、週遅れだけど時間がずれてウルトラマンガイアやってっから、両方見られるんだよ!」と思ったので何も言わなかった。しかし今にして思えば、そんなのすくすく犬福と関係ないし、大体すくすく犬福にも守護月天にもウルトラマンガイアにも失礼な話なんじゃないのかいと言って、投稿していりゃよかった。田渕は読者コーナーの担当もしていて、そこでも何度かカチンと来るネタをやっていた。その度に抗議やイヤミを投稿したが返事はなしのつぶてだったので、こいつには何言っても無駄だと、言うのをあきらめていたのはあったがな。

 話にウルトラマンガイアが出て来ていたと言う事は、1998年頃か。翌年ゲーメストは、出版社の倒産をもって廃刊する。その前だったから編集部が混乱していて、田渕はヤケクソだったのかも知れん。でも、言っていい事と悪い事があるはずだ。ゲーメストは初期の頃は真面目にアーケードゲームやそのプレイ状況についての考察、ゲームに理解のない大人とどう切り結ぶかを考えていた面もあったのに、下れば下るほどくだらなくなって行っちまって。それはゲーメストだけでなく、ファミ通だって他のゲーム誌だってそうなんだが。だからゲーム誌を読む気が失せて行き、自然とゲームからも興味が薄れて行ったのだが……。ゲーム誌の悪ふざけが、確実にひとりゲームから遠ざけていた現実が、これだ。みなさん、どう思われますか? 「そんなの、誰も覚えちゃいないって」とか言われそうだが、それはそれで歴史の研究の全否定では? とも思う。特に庶民文化史なんて、ねつ造がされやすいんだし。覚えているもんが記録しないと、どうすんだよ……。