走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

具合が少し回復したので

 今日、この事だけ書いておく事にする。「昭和の時代にはアダルトビデオなんてなかったが、誰も困らなかった」とツイッターで言っていたのがいたらしい(色々と触りたくない相手なので、わざわざリンクも引用もしない)。果たしてそれは本当の事なのか? 昭和の時代の人は性的に慎み深い人ばかりだったか? 結論から言えばNOだ。昭和と言っても長いから、例えば昭和30年代で話を進めると、性犯罪……、ぶっちゃけ強姦の件数は今よりずっと多かったし、性犯罪への認識と言うか倫理も、今よりずっと荒廃していた。実際に性犯罪の被害者が今より沢山いたんだから、「誰も困らなかった」わけではなかろうが。この時点で、前述のツイートは粉砕出来たのだが、もうちょっと書き込んでみる。

 ところで犯罪には暗数がつきものだが、今は昭和30年代より性犯罪に対し厳しくなっている時代(万全とは言えないまでも)なので、暗数も認知件数も減っているのではないかと……。また、アダルトビデオのような「性的な娯楽(この場合「フーゾク」は除く)」が増えた事で、現実の女性に手を出す奴も減ったのではないかとも思うが、それは迂闊に言えないので聞き流して下さい。

 昔、『B−CLUB』誌上でダイナミックプロのコルピ・フェデリコさんが、ブリュッセルに行った時「性犯罪者扱いされないため、女性を見るな」みたく友人に言われたと言う話をしていた。果たしてそれで、ブリュッセル市民は幸せになったのだろうかと、余計な心配をしてしまう。日本もそれから20年近く経って、似たような状況になりつつあるのでは……。それじゃ誰も幸せになれやしないような。