走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

今思い出した

 今全豪オープン錦織圭選手が活躍してますが、そういや日本SFの祖とも言われる押川春浪は、野球だけでなくテニスも好きでしたね。錦織圭のニュース見てて思い出したのだけど。

 んで、思い出しついでに一言。「ゲーム脳」批判のために押川らも関係した明治時代の野球害毒論争を引き合いに出していたのは、この論争の後に野球の地位が向上したのを受けて、もう少しゲームの地位も向上する方向に議論とか起きない物かと思ってたのもあったんだが……。残念ながら、そうはならなかった。北海道教委は、「ノーゲームデー」なんか提唱するし。

 前に「食生活を昔ながらの正しい物に戻せば健康になる」って理論を批判したけど、「ゲームを取り上げ昔ながらの遊びをさせればいい子が出来る」ってのも批判しないとならないか。

 それでまた思い出したのが、『ウルトラマンティガ』の妖怪オビコの話。オビコは昔を懐かしみながら今の都市を破壊して回るのだが、それを目にした防衛チームGUTSの隊員は「やめろー! そんな事をしても、昔の風景は戻って来ないんだぞー!」と言う。北海道教委は、オビコと似たような事をしているのだ。単にゲームを取り上げるだけでは、ガキはいい子になりはしないのだ。「そのために親子のふれあいを」と言い出しそうだが、親がそれをめんどくさがっていてはどうじゃ? ゲームを取り上げる前に親子のふれあいを強化してもバチは当たらんと思うし、現代は一番親子のふれあいが濃密な時代だとも言われてもいるんだがな……。

 書きたい事は一通り書いたのでこの辺にしとくけど、「昔はよかった」だけでは何事も進展しやしないと、だめ押しで言っておく。