前回の終わりで触れた「オレは自分の作品を知られたいのか知られたくないのか、どっちなんだ」問題。そもそもなんで、知られたくないなんて思うのかから話をすると、何度も心ない連中から酷い事を言われ「こんなんだったら作品を知られない方が、ましじゃわいいいっ!」と、誤った結論を出したからだ。実はそれは、オレの作品を気に入る方との出会いまで棒に振る、恐ろしい行為なのだが……。その反省を踏まえ、結局どっちなんだと自問せざるを得ない。まだ作品を隠したがる悪い癖は残っているからな。
また、知られない方がましと言う考えには「上手くなってからでないと、人に見せてはいけない」と言う変な空気も関係している。たとえば、心ない連中から出る「上手くなれば?」と言う声がそれだ。本来そんな声は、心の中の「ゆかり先生(byあずまんが大王)」を召喚して「うるさい、だまれ」と一喝すりゃいいが、中途半端に「自分はもっと上手くなるべきだ」と考えてると、前述の空気や心ない声に負けちゃうのよ! それで長らく引っ込み思案に……。つまらん話だ。心ない声などを思うと、向上心も諸刃の剣かも。それが自分の広い意味での成長などのチャンスを殺すならな……。要は「上手くなってから描く」で描かなくなっちまうよりは、実際に描いて世に問うた方がいいってこった。生きているうちに、痔尻は小松で治しておくコッタ……何の話だ、何の。
あと、オレに限れば「絵とかはpixivに出してるんだから、いいだろうがよ!」と言う態度も良くなかった。それじゃpixivを見ない人には、さっぱりリーチしないのに……。どんだけ心ない連中からの仕打ちを、恐れているんです。一方で相手に心を許したり、よんどころない場合にはホイホイと絵を見せるオレ。だから、作品を知られたいのか知られたくないのかと。どちらかと言うと知られたいんだが、ネットの悪意ある横槍を恐れてもいる。昔から意地悪な考えの持ち主に、散々な目に遭わされたからねえ……。
と、言ったところで、今回の記事終わり。次回は別の話題になりそう。
(続く)