走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

か、考えるんじゃなかった……

 昔(と言っても2000年代)見ていた特撮ヒーローものの主演俳優には、その後も活躍したり俳優を辞めても別の道を見出したりした方も多いってのに、この十数年オレは何をしていたんだと要らん事を考えたせいで、今までとは違った落ち込みが襲って来た。それこそ「人は人、自分は自分」じゃないかと思っていたはずが、今度ばかりは時間の重みに潰されたんじゃ……。考えて損した。

 そりゃ精神病にかかったり、色んなハンデがオレにはあったけど、もう少しなんとか……愚痴は百も承知。しかしあまりに何もなさすぎて、悲しいんじゃ。『侍戦隊シンケンジャー』で主演張っていた時の松坂桃李氏は、劇中で「びっくりするほど、何もないな……」と言うくだりがあったけど、オレにはもっと何もねえよ! くおお。昭和特撮や90年代特撮だと、生きていたタイミングのズレなどからそう言う気持ちにはならんかったが、年下で活躍している人々を見ると、どうも……。この件、あまり真剣に考えると「じゃあ、今までお前がやって来た事は、全部無意味だったとでも言うのか!」と叱られそうだし、ある意味自他の境界線があやふやになった発言で、よくはない。だが、落としどころが分からん。特撮オタクだから、余計にこたえるし。オレが特撮で見ていたポイントから、スーツアクター以外の人間の俳優を外していたのは、無意識のうちに比較対象にしたくなかったのかも知れない。

 あまり言うと「うだつ主義者」化するけど、この件に限らずオレはマイペースすぎたんじゃないかと、後悔はしている。創作に打ち込んで辛い人生に彩りをと思っていたら、あな怖(こわ)や生成AIなんて化け物が跋扈しているし! あれに関しては、あまりにも抱えている問題が大きいし、それをうやむやにしてまで推し進める連中も胡散臭いし! それでモヤモヤしているところに、十数年も何をやってたんだオレはと言う疑問まで! 正直、一瞬でも最初に述べた事を考えるんじゃなかったと、大後悔時代ですよ。