走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

オレのマンガ道千変万化モジュールメカ編その15

 常連の閲覧者は読み飽きたと思うが、オレが親父から「描く事」への見切りをつけるよう、しつこく言われていた頃に「さいとう・たかをみたいな絵が描けらにゃ、つまりゃあすまあが!」とまで言われた。しかしだ。よく考えてみれば、藤子Fの『未来の想い出』に、さいとうと石ノ森章太郎の両名をもじったマンガ家の名前が出たあと主人公が「あの人たちは、化け物だ。なんの参考にもならん!」と言うくだりがあったんですな。そんなレベルのマンガ家を引き合いに出し諦めを強いたのも、随分と毒親だこと……って、以前にも同じ話を書いたがな。ここまで書いて、思い出しちまった! トホホ。いや、大事な事はしつこく言うよう、畏友カマヤンさんも言ってたし、まあええわい。書いた記事を、新規の閲覧者がすぐ参照出来るでもなし。と、居直り強盗みたいになって、話を進める。

 そういや『ダッシュ勝平』などで有名な六田登氏も、若い頃に親から手塚治虫を引き合いに出され、諦めるよう言われたんだよな。その道の権威を引き合いに出して、諦めを強いる親はどこにだっているんだな。問題は、六田氏はそれを乗り越えたが、オレはそうでなかったって事だ。親父の死後、令和の御代になって、ようやっと出直しに成功したと言うか……。精神病を病んで苦しんだ時期も長かったとは言え、なんて遅い足取り……言うまい。今描けるだけ御の字だ、この野郎! 親父の話も、そろそろ終わらせたいよ。あまり言っても、過去の自分に責任を無限に負わせるだけだからな。

 それはいいとして、最近体調などのせいか絵やマンガを描く頻度が落ちている。ぬおお。親父が出て来る悪夢は見るし、どうしたもんだろう。あきませんな。そんな事言っても、状況が良くなるわけじゃなし。連休を利用して、復調を図らんと。

(続く)