以前『1・2のアッホ!!』の登場人物「カントク」(絵師の方ではない!)が扮して、野球選手やマンガ家になりたい子どもの気持ちを否定して回る「謎の否定仮面」をdisったが、奴の言い草は、かつてオレに向かって親父が言った「さいとう・たかをみたいな絵が描けらにゃ、つまりゃあすまあが!」*1と同じなんだよな。そう思うと、また腹が立って来たぞ。こらあ! アホウ!
だからと言って、謎の否定仮面も、作者のコンタロウも(別々の理由で)倒せない。親父や否定仮面のロジックに負けず、絵やマンガを描くまでよ。繰り言になるが、仮に親父に従い筆を折って働いても、DQNまみれの職場でいじめられたりゆすりたかりに遭ったり(両方受けた事だし)で、楽しいわけがない! トホホ……。こんな話をしても楽しくはないが、親父と否定仮面のロジックの共通性に気付いて腹が立って来たんだ! 親父の罵声を乗り越えられなかった、オレ自身も情けないが……。マンガ家として身を立て、親父の鼻面に大金叩きつけて見返してやりたかった……こんな事を思い続けるのも、またさもしいのだが。
絵やマンガを描く者は、お互いの競争やオレの親父みたいな輩の横槍などで常にふるいにかけられ続けているんだが、なんのかんのとよく描き続けているよオレは……。それだけでも偉いよと、慰めになってるか分からない事を言って、この記事終わる。