親父はオレに何度も「描く事」に対し「見切りをつけろ、見切りをつけろ」と、うるさかった。しかし、親父の言うように「描く事」をあきらめたとして、どんな人生が待っていたのかを考えたら、正直ぞっとする! 楽しみを制限され、マトモに働けず*1、家庭や職場で酷い目に遭いながら苦しみにまみれて死ぬ……そんなバカな話があるかっ! してみると「描く事」が辛い人生を救ってくれたと言えるし、親父の呪いがオレの創作を邪魔していたのだが……。
親父への恨みつらみをいくら書いてもせんないし、あまり言うと逆に過去の自分に無限の責任を負わせる事になって非常によくない。しかし、昔の選択ミスが悔やまれてならんのも人情だし、事実だ。くおお。周囲に(描く事以外で)頼りになる大人がいなかった思春期から、ロクな事がない……。今から挽回出来るかも、あやしいものでございます。それでも描くしかないんだ! 昔、親父の呪縛でロクに描かなかった頃、どれだけ苦しかったかを考えると……。ぬおお。
*1:絵を描くのをあきらめたオレが、あきらめないで働いていた頃よりマトモに働けるとは、どうしても思えないんだ!