走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

英語のLOVEが「仁」と訳されていた頃……

 琵琶湖の南に、金目教と言う怪しい宗教が……って、そう言うボケをかましたいわけじゃないんだっ! 話を戻すと、以前Xで明治のはじめとおぼしき英和辞典に、LOVEが儒教の八徳のひとつ「仁」と訳されていたのを見た事があった。今、LOVEは愛……それも「恋愛」……になっているが、前述の訳し方にも考えさせられるものはある。現代日本には他者を広く思いやる気持ちとしてのLOVEが少ないようなので、そんな事を。一方で儒教の仁を「偏愛である」と批判し「兼愛」を唱えた墨子の考えにも、一理あると思っているんだがね……。

 なんでこんな話をするのかと言うと、人道の美質を見直していかんと、私ら酷い目に遭いながら自滅するんじゃないかと不安だからですよ。藤子Fの『間引き』に出て来た木地角三(だったっけ)の劣化コピーみたいな事を言う忘八*1も、ネットでは佃煮にするほど見受けられますしね……。あまりに世の中にとんでもない事が頻発し、それらが悪い意味で「身近な話」になった今、いろんな心配も強いし。

 これ以上この話を掘り下げると、げんなりするばかりかも知れない。しかし……。

*1:儒教の八徳を忘れ、悪事に耽るクソバカどもの事だ!