前回、他者との交流の手段として「描く事」を選んだ自分を顧みようとしたら、頭が働かなくなった。たぶん、それを認めなかった親父への恨みつらみと、一方で色々上手く行ってない現実とがこたえていて、マトモに文章を書く力を奪ったのかもな。なので今回は親父の事を考えるのをやめよう、今は正直触れるべきじゃない……。「上手く行ってない現実」だって言及するのはきついが、親父の事と二正面作戦をするよりはましだ。「上手く行ってない現実」ってのは、絵やマンガのノウハウが蓄積出来てないとか、他者との交流の手段として「描く事」が充分機能してないとか、その辺だよ……。要は「描き続けている割に下手」と言いたいが、そう言いきってしまってはオレの絵やマンガを気に入ってくれた人たちに申し訳ない……。そればかりか、他者との交流の手段として「描く事」を選んだのが間違いだったのかよと、自暴自棄になりかねん! このところの逡巡などは、まさにその疑問にあるんだ。自分を顧みるのさえ辛いのも、オレは絵やマンガを描いちゃいけない人間だったのかもと言う恐怖なんだよな。ぬおおおお……。
世間が「サンクコスト」だー、なんだー、かんだー、カメラのドイだーと言い出す*1から、またしても親父からの心無い言葉に振り回されたりして辛い上に、サブカルビジネスセンター(以下、サブカルBC)で一日に3回も「絵は、あきらめるか?」とド詰めされたりで、正直自分を見失っている。サブカルBCに通わなかったら、今こうして生きてられなかったろうが、それを鑑みても……。こうまでオレに実力がなかったのか……、トホホ。さりとて昔、親父の言いなりになって生きていたとしても、ロクな人生じゃなかったろうし……。ワンスモア、トホホ。
変に「サブカルBCで身に着けたスキルで、もう一花咲かせたい。このままひとりの精神病者で終わりたくない」と欲を出したせいで、苦しんでいる気がして来た。どうすりゃ、いいんだろうねえ……。そりゃ、このところの趣味としての絵やマンガでのいい事は、サブカルBCで身に着けたスキルあっての事でもあるけど、ド詰めがいまだにこたえていて。
(続く)