……すまん、最近エロ絵を描く機会がなくて、頭がどうかしたんじゃ。余生で女性に愛される機会はまずないからエロ絵を描いて寂しさを紛らわしているんだが、それもままならないとなると、やっぱり辛い……。若い時分に性的に満たされるのをあきらめようとした反動から、半世紀以上生きた今なおエロ好きでなあ……。
とか書いたあと、エロに限らず絵を描く者に対するアンチのさもしさ、あさましさに思いをうっかりはせてしまった。そんな下劣極まる連中に足を引っ張られ、苦しんだ自分が情けない……。マー、長年味方がおらず、自分自身すら味方にならなかったから、萎縮していたんだろうけど。「自分自身すら味方にならなかった」のは、思春期に藤子Fのマンガの「自分は他人のはじまり」なんて台詞を鵜呑みにしちまった故なんだが、どうリカバリしたらいいか52歳になっても分からん! マンガの台詞にそうも左右されるのは、思春期に社会的に孤立していたのも……って、そっちの方が大きな原因な気がして来た。家族以外に人間関係がなく、家族は家族でろくな事言わなかったら、打つ手なんかあるかい! 今からでも自分の味方をしてなければ、辛すぎて物理的に死ぬる……。自分に味方をする一環として、エロ絵を描いているんだけどね。これで次の段落から、話を最初に戻せる。
エロ絵の定義をどこに求めるかだが、全裸の裸体画よりエロ寄りなものと言うことにしておこう。具体的な性行為とか、性的な台詞を言いつつ脱ぐとかな。むかしは全裸絵を描いただけで満足していたが、もっと凝りたいと言う欲が出てなあ。ところで、エロ絵と言えばpixivだが、あそこで時折オレより上手い人に並んで、オレの絵がブクマされる事があるのは何故だ。それだけリビドーに基づいて描いた絵は、強いのかも知れない。あるいは、もっと絵に対し自信を持った方がいいのかな? これくらい自惚れなければ、絵なんて描いていられないか。