今日は気が滅入っていかん、なので前に書こうとした事を蒸し返す事にする。
麒仙です。
— サブカルビジネスセンター【SBC】 (@Subcal_Biz) 2022年7月2日
「ちはやふる」が完結します。
長い連載期間に時代が変わりましたが、
百人一首は800年前から変わりません。
私は中学校でも高校でも覚えました。
同級生の名前は忘れても
百人一首は脳裏に焼き付いています。#ちはやふる #最終回https://t.co/luWfBSwb7C
また、この人はツッコミどころの多いツイートを……。まず一口に百人一首といえど、小倉百人一首だけじゃない。例えば戦中、任天堂が愛国百人一首のかるたを出していた事は知る人ぞ知るところだし。それに『ちはやふる』を題材にするなら競技かるたの話なんだから、黒岩涙香が明治37年にはじめたと言う全日本かるた協会の言葉を借りれば、その歴史は120年程度。すっげえ引っかかる……。オレが似たようなツイートするなら、こう書くがなあ。
『ちはやふる』で描かれている、競技かるたをはじめた黒岩涙香と対立していた人物、宮武外骨は『賭博史』と言う本で、博打用のかるたについて言及してました。因縁めいたものを感じます。
博打に言及しているから、まず採用されはしないだろうけど、かるた繋がりで書こうと思えばこう言う事だって書けるはず。引用したツイートは、いろいろ残念だ。いや、逐一つっかかるオレの方こそ、残念なのかも知れんな。
麒仙氏はプリキュアネタのツイートも多いが、それで『デリシャスパーティプリキュア』から思い出した話をしたくなったぞ。いえね、今回のプリキュアはお供の妖精の出す食べ物*1を模した光の塊を食べて変身するんだけど、それを見て手塚治虫が関わっていた特撮ボツ企画『光魚マゴス』を思い出してしまって。『光魚マゴス』でも、主人公がマゴスと言う空飛ぶ魚の一部を食べて変身すると言うアイディアがあってね……。世間では半ば冗談気味に「それ既に、手塚治虫がネタにしてます!」と言われる事があるが、こう言う話を見ると言いたくもなるわさ板わさ。しまった。『光魚マゴス』の企画書(の一部)が載ってた本、買えばよかった! ずいぶんむかしの話だから、もう入手出来ん。だいたい、書名を忘れたよ……。さらに言えば、手塚は『光魚マゴス』だけじゃなく、サンダーマスクのコミカライズ描いたり、鉄腕アトムのリメイクしたりと、いわゆる「変身ブーム」の頃にそれを意識した行動が散見されるが、この路線が成功していたら『ブラック・ジャック』はなかった可能性も。歴史に「もし」はないから、そこら辺をオレが邪推しても「ない事に時間取るな」と結論付けるしかねえが……って、またしても「聞いてない 誰もそこまで 聞いてない」を発動させちまった。トホホ。
*1:おにぎりとか、パンな。