走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

謎の否定仮面がくだけちるとき!

 コンタロウの『1・2のアッホ!!』に「謎の否定仮面」と言う、主人公の「カントク」*1が扮したキャラがある。野球選手やマンガ家になりたいと言う子どもの気持ちを否定して回ると言う、唾棄すべき行動を取るキャラだ。そんな事していたら、イチロー大谷翔平も出て来れないし『1・2のアッホ!!』が連載されていた週刊少年ジャンプの、のちのヒット作もないではないか! ふざけるな。否定仮面はサラリーマンになれと口うるさいが、それではサラリーマンやりつつマンガ家やっていた、しりあがり寿とか田中圭一*2、あるいは世間の多くの同人作家はどうなる……。時代が変わり、否定仮面こそ否定されたと結論付けた方がいいかも知れないが、オレは否定仮面を思い出す度に、怒りで自分を見失いそうになるんだ。否定仮面の事に限らず、腹立たしい事全てそんな感じだけど……。

 否定仮面への怒りから、ツイッターコンタロウ本人*3にカチコミかけたろかと思った事もあったが、それで恥かくのはオレの方やなと思い直し、やめた。否定仮面の話に限らずコンタロウは、マンガ家残酷物語を描く事が多い。「描きたい気持ち」をそんなに否定したいかと思った事もあったが『すごい巨塔』のラストシーンを思うに、それは思い過ごしだろう。

 やっぱり否定仮面への否定は、しぶとく絵やマンガを描く事で行うしかねえ。そうしないと、バカ丸出しになってしまう……。今回、フィクションと現実をよくない形で混同してる傾きはあるけど、否定仮面*4にバカにされてる気が何十年も続いていては。「マンガを描きたい(あるいは描いてる)」者は、みんな同じ穴のムジナだろ。それを思うと、どうにも否定仮面を返り討ちにしたくなってね。あと、下記記事にも書いた「意見や感想を述べる事への抵抗」の裏返しとしての攻撃性もあって……。

a-katu.hatenablog.com

 何十年も抱えるたぐいの感情ではないと言われたらそれまでだが、自分で絵やマンガを描くようになってから、否定仮面を返り討ちにしたい気持ちが強くなったのも事実だ。すまぬ……。とまで書いたあと、少し思い直した。オレは酷い事をあまりに自分に引き寄せすぎなのではと……。それに言及すると収拾がつかんので割愛するが、酷い事を自分に引き寄せるあまり、否定仮面に限らず自分の好きな事や自分に近い傾きのある者を攻撃する相手に怒りすぎたかなと。では、どうすればいいかは分からんけど。

*1:絵師の方のカントクとは、たぶん無関係。

*2:現在、両者とも専業マンガ家だが。

*3:彼もツイッターやってる。

*4:「カントク」の方ではない。